漢方ブログ
高血圧がおこってくる原因としては、加齢による血管のおとろえ・高脂血症・ストレス・塩分過多・生活習慣・運動不足による肥満・タバコ・糖尿病などがあります。
よく患者さんから、「高血圧のお薬は一度飲み始めるとやめられないから飲みたくない」というお話を聞きます。
これはカルシウム拮抗薬などの病院で処方されるお薬は、血圧を下げる効果はありますが高血圧になった本当の原因を改善する効果がないためです。
そのため本来は高い血圧をお薬で下げているのでずっと飲む必要があります。
漢方薬の場合は「高血圧になった原因の改善」をおこなっていくのでお時間はかかりますが根本解決をすることが出来ます。
いくつか高血圧に効果のある漢方薬をご紹介いたします。
花粉症によく効く漢方薬の代表に「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」があります。
小青竜湯は肺を中心に温め身体の水の流れを改善し余分な水分は尿として排出することで花粉による鼻水などを防ぎます。
この小青竜湯は麻黄、桂皮、細辛、乾姜、五味子、半夏、甘草、芍薬から構成されておりくわしくそれぞれをみていきます。
麻黄は発汗解表作用があり桂皮はその効果を強めています。甘草、芍薬は麻黄、桂皮の効果が強すぎて身体が渇きすぎてしまうのを予防しており、乾姜と細辛は身体を温め水の循環を整えます。
五味子は身体から余分な鼻水がででしまうのを防ぎ(収渋作用)、半夏は化痰作用により詰まってしまった鼻水を取り除きます。
この様に花粉症の症状にぴったりの漢方薬ということがわかります。
ただ長年小金井市で漢方薬局をやっているとよく患者さんから「花粉症で小青竜湯を服用したが効かなかった」というお話をききます。
なぜ小青竜湯が効かない人がいるかというと、
ストレスや緊張でおこる胃の不調のことを漢方では「肝気犯胃」とよびます。
胃の機能は五臓の「脾胃」に属します。
そしてストレスや緊張は五臓の「肝」と密接な関係にあります。肝には自律神経や各臓器の働きをととのえ正常にさせる「疏泄」というの機能があります。
長い間ストレスや緊張が続くと「肝」の機能がみだれ五行学説におけるもっとも影響をうけやすい臓器である「脾胃」がおかしくなり逆流性食道炎、胃潰瘍、胃炎、腹痛がおこります。
病気ではない軽いものですとテスト前や会議の進行役、学校行事になるとお腹を壊してしまう子などを思い出していただけると分かりやすいかもしれません。
この様なとき使用する漢方薬としては
私たちが普段食べたものがどうなるかというと、食道を通過して胃に入ります。
食べ物が胃に入ると胃から胃酸とよばれる強い酸性の物質が放出され、胃の蠕動運動により食べ物と混ぜ合わさり消化が行われていきます。
そして腸におくられ身体を作る栄養素が吸収されていきます。
しかしストレスや緊張といった外的要因が加わることでこの機能が不調に陥ってしまいます。
すると逆流性食道炎、胃潰瘍、胃炎、腹痛といった様々な病気がおこってきます。
良く胃が痛いときに処方されるPPI(ネキシウムなど)やH2ブロッカーといったお薬は胃から出る胃酸を止めることによって症状の改善を目指します。
とくにPPIは、強く胃酸を止めてしまうため、投与制限(最大で使っていい期間のこと)があり、胃潰瘍や逆流性食道炎は8週間、十二指腸潰瘍は6週間と決まっております。このように投与制限が設けられているくらい胃酸をとめるということは、長期におこなえば行うだけ負担がかかり身体本来の働きを阻害しているといえます。
ではどうすればよいかというと、
年齢を重ねていくと活性酸素などの物質が身体に蓄積されていそれが老化の原因となります。身体の中で骨が衰えていき骨量が低下していく事を骨粗鬆症といいます。
骨粗鬆症の方は転んで手をつくといったちょっとした衝撃でも骨折するリスクが高いです。
また気づかないうちに背骨などの圧迫骨折を起こすこともあります。とくに女性の場合はエストロゲン(女性ホルモン)の低下とともに骨密度の低下はおこりやすくなります。
中医学の五行式体表を見ていただけるとわかりますが、骨は五臓の腎と密接な関係にあります。
つまり骨が弱っているということは腎が衰えているということになります。
腎が衰えてしまうと、膀胱や泌尿器のトラブル、生命力の低下、老化促進、物忘れ、認知症といった様々な事がおこってきます。
身体は全てつながっています。骨密度の低下を防ぐお薬を飲んでいても最後まで他のお薬が増えないということはまずありません。
どんどんのむお薬が増えていく理由は身体全体を立て直そうとしていないからです。そのため腎が衰えているサインに気づいたら早めに補腎薬を服用していく事をオススメします。
腎の低下を防ぐ漢方薬としては、
国分寺から東小金井に所用で出かけましたがまだまだ寒い日が続いています。
よく患者さんから先生はいつも風邪をひかずにすごいですねといわれます。
学生の頃は鼻炎や慢性扁桃腺炎といった症状に悩まされよくのどや鼻が痛くなっていました。
しかし最近では風邪をひくことの方が珍しくなってきました。
実はこれには秘密があります。
新型コロナウイルスに対して最近の研究で
葛根湯と小柴胡湯加桔梗石膏が効果的ということがわかってきたとのことです。
葛根湯は普段から馴染みのある漢方薬ですが、小柴胡湯加桔梗石膏は名前を聞いたことがある方は少ないかと思います。
何処で購入したらよいかわからない方は、愛徳薬局で取り扱いがありますのでラインやお電話でお気軽にお問い合わせください。(1日分150~450円)
お問い合わせが増えており在庫にも限りがあるため購入を検討している方はお早めにご連絡ください。
11月が近づくにつれて小金井市、
寒くなってくると活躍するのはヒートテックです。
ヒートテックが合わない方も良い方もいるってご存知ですか?