漢方ブログ

黄体機能不全による不妊症

30代後半女性

府中市在住

妊活を初めて1年ほどたつが中々妊娠できない。
病院では黄体機能不全といわれた。
とくに高温期の基礎体温が低く短いのを改善したい。
 

黄体機能不全とは排卵後に形成されるプロゲステロンの分泌が不十分の為おこってきます。
そのため子宮内膜が十分に発育しない、高温期が低く短いといった症状がおこってきます。
また月経に伴いPMS、下腹部痛。腰痛といった症状があらわれる方もいらっしゃいます。

漢方で黄体機能不全は、腎虚・脾虚・肝鬱・お血となります。
詳しく問診をおこなっていくと腎虚の症状が強くみられると同時に肝鬱も軽くありました。
そのため腎虚によい亀鹿仙(きろくせん)を朝・夕方に使用し、さらに温煦作用(身体を芯からあたためる)を高めるために温補薬という種類の漢方薬を合わせて用いました。

6カ月目に無事自然妊娠が認められ、現在は流産や不育症予防のために安胎薬に切り替えて服用中です。

[2025/09/05]