漢方ブログ

57歳女性 府中市在住


指の第一関節に痛みがありヘパーデン結節と診断される。
事務仕事など指を使用する時に痛みがでる。
エクオールを服用するが効果が感じられなかったため漢方薬を試したいとのこと。
 


1. 気血不足(きけつぶそく)
気と血が不足し、心神(精神活動)を十分に養えない状態です。疲れやすい、顔色が悪い、動悸、眠りが浅い、夢が多いなどの症状がみられます。


人参養栄湯(にんじんようえいとう):気血を補い、体力や栄養状態の低下を改善する目的で用います。疲労、食欲不振、息切れなどを伴う場合に用います。

十全大補湯(じゅうぜんたいほとう):気血の両方を補う処方。疲れやすさ、顔色不良、体力低下などが目立つ場合に用います。

帰脾湯(きひとう):心血と脾気を補い、精神を安定させる代表的な処方。疲れやすく、食欲がなく、動悸や不眠を伴う場合に用います。

加味帰脾湯(かみきひとう):帰脾湯に清熱作用を持つ生薬などを加えた処方。不眠や不安に加え、イライラ、のぼせなどがみられる場合に用います。

心脾顆粒(しんぴかりゅう:心と脾の働きが弱まり、気血が不足して心神を十分に養えないタイプに用いられる漢方薬。疲れやすい、食欲がない、動悸、不安感、物忘れ、眠りが浅いなどの症状がある場合に用います。

2. 肝鬱化火(かんうつかか)
ストレスなどで肝の気の巡りが滞り、それが熱や火に変わった状態です。イライラ、怒りっぽさ、顔のほてり、口の苦み、頭痛、寝つきの悪さなどが特徴です。
 


[ 2026/10/16 ]

中医学では、秋の不眠を考えるとき、単に「乾燥する季節だから眠れない」と捉えるのではなく、

秋の燥邪、肺と大腸の関係、津液(身体をうるおし熱を冷ます物質)の不足、心神(精神)の安定という複数の視点から分析します。

 

秋の燥邪:秋の乾燥は、肺や皮膚、鼻、喉などの潤いを損ないやすいと考えます。中医学では、燥邪が津液を消耗すると捉えます。

津液の不足:身体をうるおし、陽気(熱)の過剰な活動を抑える働きが不足しやすいと考えます。

心神が安定しにくくなる:血が心神を十分に養えない、あるいは熱が心神を乱すと、不眠、夢が多い、寝つきが悪いといった状態につながると解釈します。

 


「最近、疲れがなかなか取れない」
「手足が冷えやすくなった」
「以前より体力が落ちた気がする」
「温活で体を冷やさないようにしたい」

このようなお悩みにオススメの漢方薬が参茸補血丸(さんじょうほけつがん)です。

参茸補血丸は、ニンジンや鹿茸(ロクジョウ)など、8種類の生薬を配合した生薬製剤で、虚弱体質、肉体疲労、病後の体力低下、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症などの場合の滋養強壮を目的とした第2類医薬品です。

参茸補血丸はどんな薬?
参茸補血丸には、次の8種類の生薬が配合されています。

人参(ニンジン)
鹿茸(ロクジョウ)
竜眼肉(リュウガンニク)
唐当帰(カラトウキ)
黄耆(オウギ)
牛膝(ゴシツ)
杜仲(トチュウ)
巴戟天(ハゲキテン)

参茸補血丸と「補腎」の関係


「最近、疲れやすくなった」「以前より体力が落ちた気がする」「更年期になってから、なんとなく調子がすっきりしない」。

そんなご相談で、漢方では「腎(じん)」という考え方を大切にすることがあります。

 

・更年期と「腎」の関係
漢方でいう「腎」は、現代医学でいう腎臓だけを指すものではありません。

成長や生殖、加齢など、生命活動の土台となる働きを含む考え方です。年齢とともにこの「腎」が衰えていくことを「腎虚(じんきょ)」と考えます。

更年期の時期には、ほてりや発汗だけでなく、疲れやすい、腰や膝が気になる、眠りが浅い、冷えを感じるなど、人によってさまざまな変化が現れます。

漢方では、こうした変化を体質全体から捉え、「補腎(ほじん)」という考え方を取り入れることがあります。
 


[ 2026/08/27 ]

49歳 男性 立川市

最近、疲れが抜けない。以前より気力がわかない。足腰がだるい。

中医学では、男性の加齢による変化を「腎」の働きと深く関係するものとして考えます。
ここでいう「腎」は、腎臓だけではなく、生命力や成長、生殖、老化などに関わる幅広い働きを指します。
仕事のストレスや睡眠不足、過労などが重なると、「気」の巡りが滞ったり、「気・血」が不足したりすることもあります。そのため、同じ男性更年期でも、原因や体質は一人ひとり異なります。
 


最近、「原因不明の風邪」や「長引く風邪症状」を訴える方が増えています。

漢方では風邪の治療を行う際、病名や原因となる病原体よりも「体がどのように反応しているか(証)」を重視します。証に応じて漢方薬を用い邪気を取り除きながら体の回復力である「正気」を高める扶正袪邪(ふせいきょじゃ)という考え方に基づいて治療を行います。

そのため、今回のように原因がはっきりしない場合でも、症状や体質をもとに証を判断し、治療を組み立てていくことができます。

今回のように症状がだらだらと長引く場合は、体内に邪気が残っているだけでなく、病気との闘いによって気や陰(体を潤し養う力)が消耗し、回復力が低下して邪気を十分に取り除けない状態になっていると考えます。

そのため、単に症状を抑えるだけでなく、漢方で邪気を除きながら気や陰を補い、体全体の回復力を高めることが必要となります。

方針はこれでよいのですが、証や体質で使用する漢方薬は大きく異なります。

以下に簡単に分類をしますが、ご自身でどういう状態かわからない場合はお気軽にお問い合わせください。


[ 2026/06/04 ]

ササヘルスは、国産のクマザサから抽出したエキスを配合した飲料です。

・ササヘルスの効能効果

疲労回復/食欲不振/口臭体臭除去/口内炎

に効果があります。

長年親しまれている商品で多くの愛飲者の方がいらっしゃいます。

・こんな方におすすめ

ササヘルスは次のような方におすすめです。

健康的な生活習慣を意識している方
クマザサ由来の商品に興味がある方
毎日の生活に取り入れやすい飲料を探している方
長年親しまれている商品を選びたい方
毎日の健康維持やデトックスをおこないたい方


50代女性 国立市在住

目の違和感を感じ眼科を受診。
加齢性黄斑変性症と診断され抗VEGF抗体注射をおこなうがあまり効果がみられなかったため漢方薬を試してみたく来局。

加齢性黄斑変性症のタイプとしては、新生血管(異常な血管)ができる滲出型とのことでした。
また目の血管が切れやすく目が赤くなることが度々あったとのことです。
肩こりや手足の冷えなどの症状もあり舌下静脈が怒張していたため瘀血体質と判断しました。
 


黄斑は、網膜の中心部にある視力にとって非常に重要な組織です。加齢や生活習慣などの影響によって黄斑に障害が起こると、視界の中心が見えにくくなったり、物がゆがんで見えたりします。

これを加齢性黄斑変性症と言います。

中医学では、目は「肝」と「腎」と深く関係すると考えられています。加齢によって肝血や腎精が不足し、目への栄養供給が低下することで視力障害が生じると捉えます。

大きく分けると以下のタイプ分類となります。

・肝腎不足(かんじんぶそく)タイプ

加齢により生命エネルギーや血が不足し、目の機能が十分に保てなくなった状態です。

これは萎縮型の方に多くみられます。

・血瘀(けつお)タイプ

血流が滞り、目の細かな血管の流れが悪くなります。

これは新生血管ができやすい滲出型の方に多くみられます。

・肝腎不足と血瘀が合わさった複合タイプ

気血が不足し血流も悪い状態です。

 

漢方での治療はどうするか?といいますと、