便秘
便秘とは「べんがでないこと」と思っていませんか?
便通がいいというのは、固くもゆるくもない便がすっきりとでて、残便感やお腹のはりもない状態です。
逆に排便に「時間がかかる」「便が固い」「べたべたしてる」等といったことがある場合は便秘いえます。
便秘薬の多くは大腸刺激性の成分のみが入っていることが多いです。
これを続けてしまうと薬の刺激がないと動かない弱い腸になってしまいます。
薬がだんだんと効きづらくなり量を増やさないといけないのは「腸が弱ってきている」のが原因です。
そのため便秘がおこる原因(乾燥・脾気の低下・気の停滞など)をさぐり、根本から解決していく事が必要です。
便がでない日が3~5日つづいた後にお腹が痛くなってトイレにいくって生活が何年も続いています。
最初は気にしてなっかったんですが、便通が悪くなってから肌も荒れることが多くなった気がして・・・
乾燥肌でよく唇がきれたり、指にささくれができちゃいます。
食欲はふつうにありお野菜もとるようにはしてます。
便が腸内にとどまる時間がながいと悪玉菌が増殖し有害な物質が多く生成されるだけでなく、「痔」「肌荒れ」「だるさ」などを引き起こすことがあります。
この方は血虚(体をうるおす力が不足)により腸内で乾燥が起こっています。
治療方針としては血液をめぐらせ身体の中からうるおしていく必要があり、地黄や当帰といった「養血薬」が配合されている漢方薬を主に用います。
腸内をふくめ身体全体をうるおすことで、便通がよくなり身体の中から栄養を与えているため肌つやも改善していきます。
根本原因をさぐり解決していく事で便秘だけでなくお悩みであった乾燥肌などの改善にもつながります。