アトピー性皮膚炎
皮ふには外部から入ってくる刺激を防ぐためのバリア機能がそなわっています。アトピー性皮膚炎の方はその皮ふのバリア機能が低下することによって起こってきます。そのため少しの刺激でかゆみが起こり、かゆくてかき壊してしまうとさらに皮ふのバリア機能が低下するという悪循環におちいります。
主に治療に使用されるステロイド剤は症状を抑えることは出来ますが一時しのぎにすぎません。漢方できれいな肌を取り戻してみませんか?
30代 女性(国分寺市)
いつもじくじくと湿ってて、気づくと水ぶくれができてます。
特に梅雨の時期が調子が悪いです。
痒いからってかいちゃうと、液がでてきてそれでもやっぱり凄くかゆくて・・・
ステロイドで一時的にはよくなるんですけど、やめるとまたすぐ悪くなっての繰り返しです。
身体の中では、水滞(水の代謝が悪くなる)が起こっておりそれにより今の症状がでています。
そのため根本原因である水の代謝改善を中心にかゆみも強いため、かゆみを鎮めていく漢方薬も使います。
じくじくとした状態が少なくなってきましたら、ここで皮膚の再生をうながす漢方薬を使用していきます。
最初から皮膚の再生をうながしても根本原因である水の代謝が改善されないと意味がないためです。
これは家を建てるのと同じで、砂場に建設(皮膚の再生)してもちょっとしたことですぐにくずれてしまいます。
まずは基礎工事(水の代謝改善)をして土台をしっかりと整えてあげる必要があります。
皮ふ表面にぬり薬を使用しても中々治りにくいかたはここに原因があります。
管理薬剤師 金子