漢方ブログ
手湿疹(手の水ぶくれ)
手湿疹 40代女性(武蔵野市)
毎年4月、5月くらいの梅雨がはじまるくらいから手に違和感がでてきます。
ほうっておくと徐々にひどくなって手に水泡がぷつぷつとできてきてものすごくかゆくなります。いつもこの季節はほんとゆううつで・・・
くわしく問診をおこなっていくと、体内で「湿熱」がおこっていました。
湿熱とは水の停滞による湿と余分な熱が合わさった状態です。手にその状態が続くことが、水ぶくれができてしまう原因です。
手の湿疹だけでなく「アトピー」の方にもおこりやすく、ジュクジュクとかゆみを伴うことが多いです。
水泡ができるのを防ぐためには、根本原因である湿熱を改善するため「清熱利湿薬」という種類の漢方薬で対処をおこなう必要があります。
身体の中から「湿と熱」をうまく処理できればきれいな手をいじすることができます。
「なんこう」や「ぬりぐすり」といった身体の外部からだけでは、原因となる湿熱を改善することが難しいため手荒れを防ぐには今ひとつたりません。
水泡が出来てからでも漢方薬を使用することで「かゆみをおさえる」「新たな水泡の発生をふせぐ」「手荒れを改善する」といったことは可能です。
漢方薬で快適に夏を乗り切りましょう。
漢方の効果
[2022/05/24]