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9/7日 多摩中医薬研究会「鹿茸と補腎」
「腎」は中医学で生命力の源を蓄えるとされる大切な臓です。腎の働きが弱まると、以下のようなサインが現れやすくなります。
疲れやすい
足腰がだるい、冷える
耳鳴りやめまい
記憶力の低下
精力減退
生理不順
更年期障害
骨粗しょう症
などがおこってきます。
このような腎の不足を補うことを「補腎」といい、鹿茸は代表的な補腎薬のひとつです。
神農本草経には「気を益し、志を強くし、歯を生じ、老いず」とあります。
鹿茸は特に「補腎陽(腎の陽気を高める)」にすぐれ、冷えや虚弱、足腰の無力、黄体機能不全、基礎体温の低下などに用いられます。
さらに、血を養って体を温め、気力を回復させる作用もあるため、滋養強壮・不妊症・虚弱体質の改善などに役立ちます。
血を増やす力に優れている為、抗がん剤の副作用による造血機能の低下による赤血球、白血球、血小板の低下など予防や改善にも用いられます。
[2025/09/11]