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9/28 温故知新講演会 中医学の風と風薬

中医学では、「風(ふう)」は、症状が急に現れたり、移動したり、変化しやすかったりする性質を表します。自然界の風のように、動きが速く、一定の場所にとどまりにくいと考えます。

 

動きやすい:症状が移動・変化する

急に現れる:急な頭痛、かゆみ、くしゃみ、蕁麻疹など

上部に現れやすい:頭痛、めまい、顔面の症状など

震えやけいれん:中医学では「風」の特徴として捉えることがある


風薬とは、中医学で風の病邪を取り除いたり、体内で生じた風を鎮めたりするために使う生薬の総称です。

代表的な分類は以下となります。

分類

中医学的な考え方

治療の方向性

風寒

風と寒さが関係する

疏風散寒

風熱

風と熱が関係する

疏風清熱

血虚生風

血が不足し、風の症状が生じる

養血熄風

肝陽化風

肝陽が亢進し、内風が生じる

平肝熄風

 

同じ「風」の症状でも、原因によって使う生薬も異なります。

例えば、かゆみがあっても、風熱(炎症により皮膚がかゆくなる)によるものなのか、血虚(乾燥により皮膚がかゆくなる)によるものなのかで、処方の考え方は変わります。

[2026/10/16]