漢方ブログ

IT眼症における目の痛みや頭痛

30代 男性

国立市在住

 

普段から仕事とプライベートでパソコンやスマートフォン、テレビといった液晶画面をよくみている。

普段から目を酷使しているため目の疲れは日常的に感じていたが、だんだんとひどくなってきており、少し仕事をおこなうだけで眼の疲労感をすぐに感じるため目薬をさしているがあまり効果が感じられない。

最近では眼の奥の痛みや頭痛、首や肩のコリなども合わさり非常につらい状態が続いている。

 

漢方では肝・腎と眼は密接な関係にあります。

「肝は目にかいきょうする」といい、さらに五行色帯表においても眼は肝に属しています。

また肝は腎によって養われており、腎が弱ることで肝も弱っていきます。

 

詳しく問診をおこなっていくと、やはり肝と腎の力の衰えてに加え血液の循環も悪くなっていました。

長年の眼の酷使にくわえ身体の疲労により腎が虚してしまい、それにより肝血が不足し結果として目に血が供給されない状態となっていたため、

肝血を補い腎を滋養する漢方薬を用いると同時に血液の巡りをよくする漢方薬も用いました。

 

漢方薬を続けていくと段々と眼の痛み方が弱くなり頭痛も起こる頻度が少なくなってきました。

現在は1日1包で肝と腎が弱ることを防ぐために継続されています

[2024/07/05]