漢方ブログ
枇杷葉(びわよう)「ビワの葉っぱ」
秋は漢方における五行色体表において肺に属します。
これは秋は乾燥や冷たい空気などにより肺が弱りやすいので注意が必要ということです。
肺に関係している薬草の中で枇杷葉(びわよう)という生薬があります。
枇杷葉(びわよう)とは、果物のビワの葉っぱのことで、健胃(胃腸の働きを整える)、消炎(炎症を鎮める)、止咳(咳を落ち着ける)などといった働きがあります。
漢方薬の中にも入っており、
熱っぽい鼻づまりや蓄膿症に使う「辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)」、
口の中をうるおし炎症を鎮めることにより口内炎、舌の荒れや痛み、歯周炎に使用する漢方薬の「甘露飲(かんろいん)」に使われています。
[2024/09/21]