漢方ブログ

不整脈と漢方

不整脈
60代女性 日野市


スーパーへ買い物に行こうと思い陸橋ををわたったが階段を上っている最中に動悸がおこった。
その時は気にしなかったがお風呂上りにも動悸を感じるようになり病院を受診。
検査の結果不整脈(心房細動)と診断された。
 

心房細動は心臓が正常な働きができないため血液の流れが悪くなり、血栓(血の塊)ができやすくなります。
脳血管や心血管の細い血管が血栓によりつまってしまうと、脳梗塞や心筋梗塞を発症し最悪の場合死に至る可能性があります。


不整脈は、漢方医学では五臓六腑である心に加え、気血津液では血が関係しています。
そのため心血の状態を改善する漢方薬を使用します。


この方は心房細動に加え、のぼせや眼底出血の症状もあったため、三七人参に加え心気(心臓の元気)を高める作用の漢方薬を合わせて服用いただきました。
服用してから1か月ほどで「最近階段をのぼっても前ほどドキドキしなくなったのよ。前はお風呂も湯船につかってあったまると動悸がして怖かったからシャワーですましてたんだけど、最近はゆっくりお風呂に使っても大丈夫になってうれしいわ。」というお声をいただけました。

[2023/11/16]