漢方ブログ
汗疱(かんぽう:手や足にできる水ぶくれ)と漢方
40代府中市在住の女性
最初は小さな水ぶくれが手にできるのですが時間が経つにつれてだんだんと大きくなっていきます。
水泡が破れるとすごいかゆみがでてどうしても手をかいてしまって血がでてきたりと搔き壊してしまって困ってます。
手や足にできる水ぶくれは、汗疱(かんぽう)といいそのままにしておくと水ぶくれが破れて手の皮がむけてかゆみや痛みがおこります。
汗疱は身体の中の津液(水分など)の代謝が悪くなり手や足にたまってしまうことでおこります。
また同時にかゆみや熱感といった熱邪(炎症)もおきています。
そのため清熱解毒と利水効果のある漢方薬を用いることで津液のめぐりを正常にしかゆみや赤みを改善していきます。
また乾燥感も同時にある場合は補血効果のある漢方薬を加えていきます。
毎年夏や梅雨の時期といった水泡ができやすい時期が決まっている場合は、1.2か月前から漢方薬を服用していくと汗疱の発生を予防することも出来ます。
[2023/07/01]