漢方ブログ

食べ物などの匂いがわかりにくい

においは鼻の奥にある粘膜ににおいの成分が届き、それが神経を通って脳に伝わることでにおいを感じることが出来ます。
鼻炎で鼻の通りがわるくなる・ウイルスや薬で嗅神経がダメージをうけるといったことがおこると匂いをうまく感じ取ることが出来なくなります。
嗅覚障害は長引くとなおりにくくなることもありますので早めのケアが大切です。
 

漢方では体質や原因により主に4つに分類することが出来ます。


①気の停滞タイプ ②うるおい不足タイプ ③脾胃の虚弱タイプ ④風邪(ウイルスや菌など)の侵入
が主に考えられます。

 

①気の停滞
気がスムーズに巡っていないと鼻が正常に働くことが出来なくなります。
そのため疏肝理気(そかんりき)薬といった気をめぐらせる漢方薬を用います。

 

②うるおい不足
鼻が乾燥し鼻粘膜の障害などがおこると鼻の機能が正常に働かなくなります。
そのような時は、補陰薬(ほいんやく)といった漢方薬を用います。

 

③脾胃の虚弱
鼻とは関係がなさそうに思いますが、脾胃には水分の代謝・気を補充する役目があります。そのため脾胃が弱ると鼻水がたまりやすくなり匂いがわかりにくくなります。
補脾薬といった脾胃を整える漢方薬を用います。

 

④風邪の侵入
肺と鼻は密接に関わっており風邪により肺がダメージを受けると鼻にも影響が及びます。
熱や冷えなどにおうじ辛涼解表薬や辛温解表薬などの漢方薬をもちいます。

 

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[2022/02/22]