漢方ブログ
その指関節の痛みはヘパーデン結節・ブシャール結節の始まりかも?その②
ヘパーデン結節における漢方治療は、
漢方での治療は、瘀血(血行不良)、熱邪(炎症)を改善するという方法を用います。
また冷邪(冷え)、湿邪(津液の停滞)、血虚(ホルモンバランスの乱れ)といった体質の違いもふまえて改善をおこないます。
ヘパーデン結節がおこる原因を根本から治療するため、症状が出ている指だけでなく他の指も守ることが出来ます。
ヘパーデン結節とプシャール結節は、第一関節と第二関節と部位が違いますが、漢方治療においては同じ治療方針でおこないます。
これを異病同治といい、病名ではなく体質や症状を中心に考えるためです。
使用する生薬としては、散血・消腫・定痛・消炎作用のある三七人参を中心にもちいます。
体質に合わせ補陽、利水、補血調経もあわせて行います。
三七人参は人参という名前がついていますが皆さんがよくイメージする元気のでる朝鮮人参とは効果がまったく違います。
三七人参は等級(品質)によってサポニンや三七ケトン・デンシチンといった有効成分の含有量が大きく違い効果にも影響をあたえ、
1等級品(20頭根)が一番良いとされています。
[2023/06/02]