卵巣の働き(月経や妊娠)を元気に充実させるには血(けつ)と腎(じん)の養生が基本となります。
前回は血(けつ)の働きについてのお話でした。今回は腎(じん)の働きです。
腎(じん)は生命エネルギー【精】(繁殖機能・成長・発育・ホルモンの分泌・免疫系全般のコントロール)を蓄える臓器です。
卵巣から分泌されるホルモンも腎精(じんせい)のひとつで、20代をピークに減少していきます。
衰えを止めることはできませんが、食事や生活リズムでスピードを減速することは可能です。
腎(じん)の役割
生命エネルギーを貯蔵し、体のすみずみへ届ける
ホルモンの分泌をする
免疫系をコントロールする
泌尿器系(水)のコントロールをする
腎虚(じんきょ:腎の機能が低下している状態)だと・・・
手足や腰が冷える
月経不順、不妊
疲れやすい、疲れると耳鳴り・難聴が起こる
目がかすむ、白髪や抜け毛が増えた
記憶力の低下、物忘れが頻繁に起こる
おしっこが出にくい時がある
夜間に1回以上トイレに行く
生理中、腰がだるくなったり痛くなる
といった症状が表れやすくなります。
特に睡眠、
夜11時頃からホルモンの分泌が盛んになり、眠っている時、体をリラックスさせる副交感神経の作用で血管の緊張・収縮が解けるので、血流が良くなり、ホルモンも全身の行くべきところに届いて働きます。
この本能的体内リズムを守るため、0時には眠りにつきたいですね。
食養生 黒いもの、ねばりのあるものを積極的に♪
腎の機能を補う食べ物
山芋、もち米、黒米、黒豆、黒ごま、黒きくらげ、くるみ、松の実、くこの実、海老、ニラ、羊肉など
漢方薬では
イスクラ双料参茸丸(そうりょうさんじょうがん)、イスクラ参馬補腎丸(じんばほじんがん)、イスクラ杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)、イスクラ八仙丸(はっせんがん)、至宝三鞭丸(しほうさんべんがん)、イスクラ参茸補血丸(さんじょうほけつがん)、シベリア人参茶、沙棘精(さーじせい)など
☆その方の体質や症状によって合う漢方薬が異なります☆
貴方にベストな漢方薬を選ぶために、お気軽に愛徳薬局へご来店ご相談ください!

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